プロの筋子(いくら)の仕込み方2025
【今が旬】寿司職人が教える「筋子(いくら)」の仕込み方
皆さま、こんにちは!
足立区は北千住駅から2駅、五反野駅より徒歩4分。
下町の旨い寿司屋「すし処とし」の店主、森敏也です。
今日は今がシーズンの【筋子(いくら)の仕込み方】をご紹介します!
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◆ 仕込みは意外と簡単!
「仕込み方」と聞くと少し難しそうに感じるかもしれませんが、実はとてもシンプル。
動画で見ると1分で丸わかりなので、気になる方はすし処としのInstagramへどうぞ👇
👉 すし処とし公式Instagram
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◆ 筋子の仕込み手順
① お湯を沸かす
まずは鍋でお湯を沸かします。温度は 75〜80℃ が目安。
② 筋子にお湯をかける
ボウルに筋子を入れ、先ほどのお湯をかけます。
③ 2〜3分放置 → 43〜44℃のお湯で揉み洗い
時間を置いてから、ぬるめのお湯に変えて優しく揉み洗い。
※強く揉むと卵が潰れるので注意。
④ 膜や汚れを落とす
塩を入れたお湯と普通のお湯を交互に使うと、汚れが取れやすいです。
⑤ 冷やした塩水で洗う
汚れが落ちたら冷やした塩水で洗い、鮮やかな色を取り戻します。
⑥ 水気を切る
ザルに上げてしっかりと水気を切ります。
⑦ いくら地を作る
鍋に「酒2:みりん1:醤油1」を入れて火にかけ、煮切ったら冷ましておきます。
⑧ 漬け込み
冷ました「いくら地」に筋子を入れ、5〜10分ほど漬け込みます。
⑨ 完成!
最後にザルにあけて水気を切れば、美しい“自家製いくら”の完成!
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◆ 今年の筋子事情
今年の筋子は「高値」。
鮭の漁獲量が少ないため、スーパーに出回るかどうかは分かりませんが、
もし見かけた際は、ぜひこの仕込み方を参考にしてみてください!
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◆ 職人のひとこと
いくらの仕込みは「技術」よりも「丁寧さ」が命。
素材の味を活かすために、余計な手を加えず、ひとつひとつの工程を大切にしています。
家でもこの方法なら、きっと美味しく仕上がるはずです。