子供にお菓子は必要なのか?
最近、食について色々学ぶ中で、
すごく考えさせられた言葉がありました。
今の時代って、
子どもが泣けばお菓子。
静かにしてほしい時もお菓子。
頑張ったご褒美もお菓子。
気づけば、
“おやつを与えること”が当たり前になっています。
もちろん、
親御さんを責めたいわけではありません。
毎日仕事や家事、育児に追われながら、
少しでも子どもが笑ってくれるように。
少しでも落ち着いてくれるように。
その想いで与えていることも、
よく分かります。
でも寿司職人として、
毎日「食」と向き合っていると、
やっぱり思うんです。
人の身体って、
食べたもので出来ている。
そして特に、
子どもの頃に食べるものは、
身体だけじゃなく、
味覚や集中力、感情の土台にまで繋がっていくんじゃないかと。
昔は今みたいに、
常にお菓子がある時代ではありませんでした。
コンビニもなければ、
手軽に甘いものを買える環境も少ない。
それでも子どもたちは、
元気に育ってきた。
むしろ今は、
“食べ過ぎ”の時代なのかもしれません。
1日3食に加えて、
10時のおやつ、
15時のおやつ。
さらにジュースや甘い飲み物。
気づけば、
子どもの小さな身体は、
ずっと消化を続けている状態になっています。
本来、内臓にも休む時間は必要です。
大人ですら、
食べ過ぎれば身体が重くなる。
それは子どもだって同じ。
しかも怖いのは、
“甘さに慣れること”。
今のお菓子やジュース、
果物ですら、
昔より圧倒的に甘くなっています。
強い甘みに慣れてしまうと、
素材本来の味を感じにくくなる。
すると、
魚の旨味も、
野菜の甘味も、
出汁の繊細さも分からなくなっていく。
これは寿司職人として、
すごく危機感があります。
本来、
日本の食文化って、
繊細な味を感じる文化だったはずなんです。
逆に、
子どもって不思議と
肉や魚を好む子も多いですよね。
あれって、
身体が必要な栄養を求めているからだと思うんです。
成長するために必要なタンパク質を、
本能的に欲している。
だからこそ、
「何をお腹いっぱい食べさせるか」
よりも、
「何を身体に入れて育てるか」
の方が、
本当は大切なんじゃないかと思います。
もちろん、
完璧なんて無理です。
お菓子を一切食べるな、
なんて話でもありません。
大事なのは、
“当たり前”を一度疑ってみること。
なんとなく与えているものが、
本当に子どもの未来に必要なのか。
少しだけ立ち止まって考えてみる。
それだけでも、
食との向き合い方は変わる気がします。
子どもに何を食べさせるかって、
未来にどんな人生を歩んでほしいか、
なのかもしれません。
だからこそ、
子どもにこそ、
「食」を大切にしてあげたい。
僕は、
そう思っています。
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