やりたいことが続かないあなたへ
やりたいことが続かないあなたへ
──そして、結果が出始めた時に
気をつけてほしいこと。
一部では「やりたいことは外にある」。
二部では「壁は成長の合図」。
では、やりたいことを“続ける”ためには、
一体どうすればいいのでしょうか。
多くの人が挑戦を始めても、
そのうちのほとんどが途中で離脱していく。
なぜなら——
続けることが、最も難しいからです。
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■ つづかない理由①
“結果が出るまでをゴール”にしてしまうから
やりたいことを見つける。
努力する。
壁にぶつかる。
それでも続ける。
ここまでは多くの人が経験します。
でも、結果が出るまでを“ゴール”にすると、
結果が出ない時に一気に
気持ちが折れてしまいます。
続けるためのゴールは「結果」ではありません。
“昨日より1mmでも前に進むこと”
これだけです。
寿司の世界も同じでした。
包丁の角度、魚の締め方、シャリの温度。
1つ1つを1mmずつ積み上げていく。
結果はあとからついてくるだけ。
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■ つづかない理由②
あなたの心を支える“仕組み”が足りないから
モチベーションは感情。
感情は波。
波に頼った行動は必ず崩れます。
大切なのは、
感情に左右されない“仕組み”を作ること。
・毎週この日だけは必ずやる
・1日10分だけでも継続する
・人に宣言して逃げ道をなくす
・環境を整えて「やらざるを得ない状態」を作る
継続は、才能ではなく「設計」です。
すし処としも“完全予約制”という
仕組みがあるからこそ、
クオリティを守り続けられる。
続けたいなら、
自分が続けられる環境を作ることが先。
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■ つづかない理由③
“完璧にやろう”としすぎるから
完璧主義は、行動の敵です。
人は完璧にできないと分かると、
すぐに諦める生き物です。
だから、こう決めてください。
「完璧は要らない。続けることを最優先にする」
完璧な寿司職人なんて存在しない。
だからこそ、
人生を賭けて磨き続ける価値がある。
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■ そして——結果が出始めた時が、一番危険。
途中で辞める人が多いけれど、
実は一番転びやすいのは結果が
出始めた時期なんです。
▼ 人は結果を手にした瞬間——
*慢心する
*油断する
*謙虚さを失う
*感謝を忘れる
*学びを止める
成功の入り口には、
いつだって“天狗になる罠”が落ちています。
私自身も何度も経験しました。
予約が増えた時、評価された時、
ビブグルマンに選出された仲間を見た時、
「俺もいけるんじゃないか？」と
心が緩みかけた瞬間がある。
でも、職人の世界は甘くない。
油断した分だけ腕に出る。
謙虚さを失った分だけ味が落ちる。
だからこそ、一つだけ約束してほしい。
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■ 結果が出始めたら、“感謝”と“基礎”に戻れ。
結果が出たのは、
あなたの努力だけの成果ではありません。
環境、仲間、支えてくれた人、
そして「挑戦できた自分の心」。
その全てのおかげです。
結果が出た瞬間こそ、
初心に返り、基礎に戻り、
感謝に立ち返ること。
基礎がある人は崩れない。
感謝がある人は奢らない。
気づける人は伸び続ける。
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■ まとめ
★ やりたいことが続かないのは
“意思の弱さ”ではなく、“仕組みの弱さ”。
★ 結果が出ない時期こそ、
あなたの成長が内側で進んでいる。
★ 結果が出始めた時は、
もっとも転びやすい瞬間。
★ 謙虚さと感謝を忘れなければ、
人は必ず伸び続ける。
自分を変えたいあなたへ。
やりたいことを見つけたあなたへ。
今、壁にぶつかっているあなたへ。
どの瞬間も、すべてはあなたの人生が
“動いている証拠”です。
どうか焦らないで。
どうかやめないで。
どうか、自分の可能性を
自分で閉じないでください。
寿司職人
すし処とし 大将・森敏也
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