すし処とし 大将・森敏也の挑戦 〜なぜ足立区で寿司店を開いたのか〜
すし処としの大将、森敏也です。
今回は、僕がなぜ足立区で寿司屋を
開業したのか、そして完全予約制に
込めた意味と、寿司に懸ける
覚悟についてお話しさせてください。
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都心ではなく、足立区という選択
修行時代、
僕は都心の寿司屋で腕を磨いていました。
その当時は当然のように
「いつかは自分も都心で店を持つ」と
思っていた。
だけど、次第に違和感を覚え始めたんです。
都心の寿司屋は、確かに素晴らしい。
でも価格が高すぎる。
「美味しい寿司を、もっと多くの人に届けたい」という自分の本当の願いとは、
ズレている気がしていました。
寿司を楽しむのに、肩肘を張る必要はない。
もっと気軽に、でも本物を味わってほしい。
そんな想いが日に日に強くなり、
都心で店を出すより、
土地代や人件費を抑えて、
その分、食材と仕事に全力を注げる場所を
選びたいと考えるようになりました。
それが、足立区だったのです。
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半額で、同等以上を
足立区で店を構えるとはいえ、
「安かろう悪かろう」なんて寿司は
絶対に握らない。
僕の目指すのは、
都心の高級寿司店の半分の価格で、
同等か、それ以上の満足を届けることです。
事実、足立区内では高単価な
部類に入るかもしれません。
でも、それ以上の価値を、
必ず感じてもらえると信じています。
地元の方に愛される寿司屋として、
そして足立区という枠を超えて、
遠方からも足を運んでもらえる
寿司屋を目指しています。
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完全予約制に込めた意味
すし処としは完全予約制。
この形には、明確な理由があります。
ひとつは、食材の鮮度と質を
最高の状態で提供するため。
そしてもうひとつは、お客様一人ひとりに、しっかりと向き合うため。
僕にとって寿司を握るというのは、
単なる料理ではなく、一対一の真剣勝負です。
お客様の時間を預かり、
その時間を最高にするために、
準備を尽くしたい。
そのための「完全予約制」です。
ふらっと入ってふらっと食べる寿司も
悪くないけれど、
僕はもっと、特別な時間と体験を届けたいと思っています。
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掘り炬燵個室に込めた想い
高級寿司店といえば、カウンター席だけ。
そんなイメージが強いかもしれません。
でも、僕はそれに縛られたくなかった。
すし処としには、
掘り炬燵式のお座敷個室もご用意しています。
最大8名様まで、接待や会食、
お子様連れのお食い初めなどにも
対応できる空間です。
「高級=堅苦しい」じゃない。
大切な人と、心から寛いで、
美味しい時間を過ごしてほしい。
そんな願いを込めています。
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ひとりの男の挑戦
すし処としを開業したのは、
僕の人生を賭けた挑戦です。
足立区から、全国に誇れる寿司屋を目指す。
安易な妥協は一切なし。
ひと握りひと握りに、すべてを懸ける。
たった一人の寿司職人が、
お客様の心を動かせるか。
それは決して簡単な道ではないけれど、
僕は本気で挑み続けます。
寿司で、人の心を豊かにする。
それが、すし処とし 大将・森敏也の、
変わることのない覚悟です。
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読んでくださって、ありがとうございました。
これからも、「すし処とし」を
どうぞよろしくお願いいたします。
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Table checkにて承ります。
☎️070-3126-2923
📍東京都足立区 足立3-30-25 1階